サイモスセラピー

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リンパの基礎 

リンパとは老廃物を運ぶ下水管です

リンパとは一般的に「リンパ管」のことを指します。血管のように全身に張り巡らされ、リンパ液という血液に似た液体がゆっくりと流れています。

血管を流れる血液が栄養や酸素を運ぶのに対して、リンパ管は体内で不要になった老廃物や疲労物質を回収して運ぶ「下水道」のような役割を果たしています。

生活習慣病の原因になる体内のゴミを掃除する重要な管なのです。

体液(血液やリンパ液)の循環 

血液やリンパ液といった体液は心臓を起点として出て行き、全身を巡って帰ってきます。

「行き」はポンプの役割をする心臓から、動脈を流れる血液として勢いよく押し出され、全身の細胞に栄養や酸素を運びます。

これを終えると次は「帰り」の役目があります。全身の細胞から二酸化炭素や老廃物などを回収し、心臓に戻ってきます。

リンパ液が体内を循環する仕組み

1.筋肉運動による筋肉ポンプ
筋肉ポンプ 身体を動かして筋肉を収縮させることでポンプのような働きが起こり、リンパ液が循環します。
2.呼吸による横隔膜ポンプ
常に呼吸していることで横隔膜の伸縮によってリンパ液が循環します。
3.腸の蠕動運動による内臓筋ポンプ
腸が食物を消化しようとするときに蠕動運動が起こり、この動きによってリンパ液が流れます。
4.動脈の拍動による
心臓ポンプ 心臓が血液を送り出す拍動によってリンパ液も全身に行き渡る流れが起きます。
5.皮膚組織への刺激による
リンパドレナージュ リンパケアトリートメントのように外部から皮膚に対する軽い刺激によって停滞していたリンパ液が流れ始めます。

リンパ液が運ぶもの

1.死んだ細胞
決まった回数の細胞分裂を終えた細胞は活動を停止します。
2.老廃物
細胞は常に新しく生まれ変わる「代謝」という働きをしていますが、その際に出てくる体内のゴミが老廃物です。
3.たんぱく質
分子が大きいため静脈壁を通れないたんぱく質。
4.動脈の拍動による
体内で利用されなかった余分な糖分。
5.脂肪
体内で利用されなかった余分な脂肪。
6.化学物質
人体にとって有害だが摂取してしまった化学合成された物質。
7.細菌・ウイルス
体内にとりこまれた細菌やウイルスを運び、リンパ節で免疫細胞が攻撃します。
8.乳酸
運動などで生まれる疲労物質。
4.動脈の拍動による
心臓ポンプ 心臓が血液を送り出す拍動によってリンパ液も全身に行き渡る流れが起きます。
5.皮膚組織への刺激による
リンパドレナージュ リンパケアトリートメントのように外部から皮膚に対する軽い刺激によって停滞していたリンパ液が流れ始めます。